日焼け止めの使い方大全!塗るべき意外なポイントや、成分オタクのUV対策ガチ勢が選ぶ日焼け止めも紹介

こんにちは!化粧品検定1級・成分上級スペシャリストのしらたま(@megaminocosme)です。

今回は、日焼け止めの使い方についてくわしくご紹介していきます。
日焼け止めを塗るときは、「量はどれくらい?」「化粧下地とどっちが先?」「こまめに塗り直すって絶対必要?」など、いろんな疑問を感じますよね。

紫外線はしっかり防ぎたいけど、日焼け止めで負担を感じるのはイヤ。
かといって、日傘や帽子に頼るのが難しい時もあるはずです。
ということで今回は、紫外線対策ガチ勢の私が、上手な日焼け止めの塗り方・塗りなおし方を伝授。
日焼けしやすい体質だからこそこだわっているコツを解説していきます。
また、成分上級SPによる日焼け止め選びのコツや、おすすめの日焼け止めもご紹介。
「メイクしてるときは、どうやって日焼け止めを塗り直すの?」
「日焼け止めを塗っても日焼けする」
「透明感があるお肌を追求したい」
という方は、ぜひ最後までご覧ください。
透明感GET!日焼け止めを上手に使う3つのコツ
日焼け止めを上手く塗るコツは、下記の3つです。
- ムラなく塗る
- できる範囲でこまめに塗りなおす
- 塗る量は不快感がないレベルでしっかりと
日焼け止めを薄く伸ばしすぎると、十分な効果を期待できません。
白浮きや崩れが気にならないレベルに、しっかりと塗ることが大切です。
顔の場合は、下地やファンデなどを重ねるとより効果的。

私はからだも2種類くらいの日焼け止めを重ねることがあります。
顔の日焼け止めの使い方&落とし方
ここからは、顔編&からだ編に分けて、さらに具体的な日焼け止めの使い方を解説していきます。

まずは、塗り直しやメイクとの順番が気になる顔編からチェックしていきましょう。
顔の日焼け止めの塗り方

顔に日焼け止めを塗るときは、クルクル広げて伸ばすと広範囲にムラなく付けられます。
【顔の日焼け止めの塗り方】

薄くなってしまったところは、もう一度日焼け止めを出し、点置きするようにポンポンとなじませるのがおすすめです。
顔の日焼け止めの塗る量

顔の日焼け止めの塗る量は、各日焼け止めの商品説明に従いましょう。

具体的な量が書かれていない場合は、パール2粒分を目安にスタートします。
そのうえで必要に応じて重ね塗りし、不快感がない程度にしっかりと塗っていきましょう。
メイクやその日の過ごし方に合わせて調整するのも大切。
たとえばベースメイクを重ねる日は少し薄めに乗せるなど、部位に合わせて塗り分けた方がメイク崩れ防止につながります。

逆に日差しをしっかり浴びる日は、少々不快でも多めに塗るのもよいです。
顔の日焼け止めを塗るタイミング
顔の日焼け止めを塗るタイミングは、スキンケアの後・化粧下地の前が基本です。
【顔の日焼け止めを塗る順番】

塗る順番に迷ったら、まずは上記の順で使ってみましょう。
ただし、気分や部位に合わせて、化粧下地→日焼け止めの順番にするのもよいです。
私は下地の毛穴カバーや色むら補整効果をしっかり活かしたい時は、下地→日焼け止めの順で塗っています。
ココまで塗って!塗り忘れやすい部位
顔の日焼け止めを塗るときは、下記の部位も忘れず塗りましょう。
- まぶた・目の下
- フェイスライン
- 耳や首の後ろ
- 小鼻の脇
特に注意したいのは目まわり。

乾燥ダメージや年齢サインが気になりやすく、紫外線対策を常に意識したい部位です。
日中用のアイケアがあると、追いUV対策ができるのでおすすめです。
アスタリフトのザ セラム リンクルリペア 朝用は肌なじみもよく、メイクの上からも使いやすいですよ。
顔の日焼け止めを塗りなおす方法
「メイクをしているとき、顔の日焼け止めはどうやって塗りなおすの?」と疑問に思いますよね。
お手軽な方法は、フェイスパウダーやクッションタイプの下地・ファンデを上から塗ること。

ティッシュで皮脂を軽くオフしてから塗ると、ムラになりにくいです。
少し余裕があるときは、乳液やスプレー化粧水で崩れをオフ&保湿してから、日焼け止めやベースメイクを直すとさらによいです。
私のお気に入りの塗り直しアイテムは、アスリズムのスティック。
メイクが崩れた状態でも上からなじませると、メイク崩れをごまかしながら追いUV対策ができます。
顔の日焼け止めのNGな塗り方
顔の日焼け止めで注意したいことは、下記の3つです。
- モロモロやヨレをそのままにする
- 塗る量が少なすぎる、薄すぎる
- 強くこすって塗る
日焼け止めでモロモロが出てきたり、塗ってる途中にヨレてしまったときは、日焼け止めが剥げてしまっている可能性があります。
できれば1度乳液などで軽くオフして塗りなおすのがベターです。

日焼け止めを塗る量が多すぎるとヨレやすいので注意。
洗顔やせっけんでOK?顔の日焼け止めの落とし方

日焼け止めは、基本的にせっけんや洗顔料ではなく、クレンジングで落とすのがおすすめです。

せっけん・洗顔落ちをうたっている日焼け止めもありますが、「全てのせっけん・洗顔料で落とせる」という保証ではありません。
せっけん・洗顔料で落ち方が悪いと感じたら、もう一度せっけん・洗顔料で洗うorクレンジングを使って落としましょう。
個人的にはクレンジングでサクッと落とす方が、洗いすぎも洗い残しも防げて結果的にラクに感じます。
からだの日焼け止めの使い方&落とし方
からだの日焼け止めの塗り方

からだの日焼け止めは、500円玉大を目安に、腕・あし・首・デコルテにまんべんなく塗ります。

顔と同じく、クルクルとムラなく塗り伸ばすのがおすすめです。
腕やあしには日焼け止めを直接、線状に出して塗るとラクですよ。
からだの日焼け止めを塗るタイミング
からだの日焼け止めを塗るタイミングは、お出かけ直前でOKです。
お洋服に日焼け止めがついてしまうと厄介なので、着替えてから露出している部分だけ塗ります。

玄関に日焼け止めを置いておくと塗り忘れを防げますよ。
塗り忘れやすい部位
からだの中で日焼け止めの塗り忘れが多い部位は、下記の4つです。
- 首まわり(デコルテや首の後ろ)
- 足の甲・足首
- 手の甲・指
- ひざの裏
手は洗ったり物に触れたりして、日焼け止めが落ちやすいです。
出先でもこまめに塗り直せるよう、UVカット機能をもつハンドクリームがあると便利です。
からだの日焼け止めを塗りなおす方法
からだの日焼け止めは、汗を拭いてから塗り直します。

通常の日焼け止めの他に、スプレーやミストタイプも便利ですよ。
- この後もしっかりUV対策したい→通常の日焼け止め
- 手軽さ優先。そんなに強い日差しは浴びない→ミストやスプレー
TPOに合わせて、ストレスを感じない範囲のUV対策を心がけていきましょう。
からだの日焼け止めNGな塗り方

からだの日焼け止めも、塗る量が少ないとUVカット効果を期待できません。

顔と同じく、不快感や不便がないレベルにしっかりと塗っていきます。
また、なるべく塗り直しや物理的な紫外線対策を取り入れるのがベターです。
からだの日焼け止めは「落としやすさ」を考慮されているケースが多く、その分、日中落ちやすいとも言えます。

ボディーソープでOK?からだの日焼け止めの落とし方
からだの日焼け止めは、ボディソープでていねいに洗えば落とせることが多いです。
からだは、顔よりも日焼け止めが落ちやすい傾向にあります。

たとえば、日中汗をかいたり、何かに触ったり、湯船に浸かったりなど。
ただし、耐久性が高い日焼け止めをしっかり塗っていると、ボディソープでも落ちにくいことがあります。
落ち方が悪いと感じたら、クレンジングを使いましょう(顔に使うものでOK)。
シーン別!日焼け止めの選び方
ここからは、紫外線対策をしっかり行いたい人向けに、シーンに合わせた日焼け止めの選び方をご紹介していきます。
強い日差しに長時間当たる→SPF50以上のミルクタイプ
SPF50以上・PA++++の日焼け止めは、下記のシーンにおすすめです。
- 炎天下でのお出かけやレジャー
- 日差しが強い室内・窓辺で作業
- 外で長い時間過ごす
- 紫外線に弱い
シャカシャカ振るミルクタイプの日焼け止めだと、さらに心強いです。

汗・皮脂によるメイク崩れを防げる商品も多く、一石二鳥。
炎天下に長時間いるときは、日傘やフェイスカバーも積極的に活用していきましょう。
通勤通学・お散歩・ショッピング→SPF30以上のジェル・エッセンス・クリーム
SPF30~50、PA+++~の日焼け止めは、選択肢も多く使い勝手もいいです。
- 日差しが強い日の通勤通学
- 外にいる時間が比較的長い
- 移動以外は屋内
- 公園で遊ぶ
日常的な日焼け止めは、ジェルやエッセンスなど落としやすさ・付け心地を重視したものがGOOD。

数値の高さや耐久性よりも「毎日使いやすいこと」がポイントです。
SPF50~でもジェルやエッセンスだと、付け心地が軽いです。
乾燥しやすいお肌にも使いやすいですし、夏のメイク下や外出時の日焼け対策に活躍します。
日差しが強くない日・短時間の外出→~SPF30
SPF30以下の日焼け止めは、あまり日差しが強くない日や短時間の外出に向いています。
- 軽いお散歩や買い出し
- 家の中でも紫外線対策したい
- 日差しが弱い時間帯のお出かけ
SPF20~30くらいだと、数字上は夏のドライブやお出かけにもいいです。
しかし、日焼け止めは塗る量が少なくなりがちなので、すこし高めの数値で選ぶのが無難です。
成分オタクのUV対策ガチ勢が選ぶ!おすすめ日焼け止め5つ
最後に先ほどの内容をふまえ、シーン別におすすめの日焼け止めをご紹介します。
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA | ソフィーナ iP スキンケアUV 03 | ソフィーナ iP スキンケアUV 01 | スキンアクア ヒアルロンセラムUV | ミノンUVマイルドジェル | |
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商品画像 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
税込価格 | 3,058円 | 3,300円 | 2,970円 | 1,320円 | 1,870円 |
内容量 | 60mL | 30g | 30g | 70g | 70g |
タイプ | さらさらミルク(シャカシャカ振るタイプ) | ジェルクリーム | 軽やかなジェルクリーム | みずみずしいジェル | 軽やかなジェル |
SPF | 50+ | 50+ | 50+ | 50+ | 38 |
PA | ++++ | ++++ | ++++ | ++++ | +++ |
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※ 価格はchocure調べ
【炎天下レジャーに】アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク NA

税込価格 | 3,058円 |
---|---|
内容量 | 60mL |
タイプ | さらさらミルク(シャカシャカ振るタイプ) |
SPF | 50+ |
PA | ++++ |
特徴 | スーパーウォータープルーフ 汗・水・熱・湿気でUVブロック膜が強くなる こすれ対応 |
- 炎天下にいる時間が長い
- とにかく焼けたくない
- ベタつきたくない
- 顔にもからだにも
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクは、独自技術採用で、真夏の紫外線からもお肌を守ります。
サラサラの肌をキープしてくれるので、メイク下地としても重宝しますよ。

乾燥しやすい私はしっかり保湿したうえで、焼けやすいTゾーンと頬に使っています。
真夏のお出かけやイベントを楽しむならマストアイテムです。
【日常用×シミ予防(※1)】ソフィーナ iP スキンケアUV 03シミができやすい肌環境

税込価格 | 3,300円 |
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内容量 | 30g |
タイプ | ジェルクリーム |
SPF | 50+ |
PA | ++++ |
特徴 | 日やけ後のほてりや、肌あれを防ぐ 美白(※1)有効成分「カモミラET」配合 |
- シミができやすい
- 日焼けしやすい
- 乾燥しやすい
- 付け心地重視
ソフィーナ iP スキンケアUV 03は、シミ対策(※1)を徹底したい方におすすめです。
美白や肌あれ予防効果が狙える日焼け止めで、透明感のあるお肌を目指します。
少しポテっとした厚みのあるジェルクリームで、伸び広がりもよいです。

薄付きになりすぎないのが好印象。
きしみもなく、長時間心地よく付けていられます。
※1 メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを予防する
【日常用×透明タイプ】ソフィーナ iP スキンケアUV 01 乾燥しがちな肌環境

税込価格 | 2,970円 |
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内容量 | 30g |
タイプ | 軽やかなジェルクリーム |
SPF | 50+ |
PA | ++++ |
特徴 | 肌に溶け込む付け心地 1日中(※2)、水分補給しつづける |
- 乾燥しやすい
- きしみにくさ重視
- スキンケア感覚で付けたい
ソフィーナ iP スキンケアUV 01は、保湿感の高い日焼け止めです。
色がつかない透明タイプでメイクに影響しにくいため、顔全体に惜しみなく塗れます。
また、付けていることを忘れてしまうほど、みずみずしい使用感も魅力的。

先ほどの03よりもスルスルと軽やかに伸び広がります。
首やデコルテにも伸ばしやすいですよ。
※2 朝塗布してから夕方落とすまで
【毎日の全身UV対策】スキンアクア ヒアルロンセラムUV

税込価格 | 1,320円 |
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内容量 | 70g |
タイプ | みずみずしいジェル |
SPF | 50+ |
PA | ++++ |
特徴 | 最高濃度(※3)3種のヒアルロン酸(※4)配合 色がつかない透明タイプ エタノールフリー |
- 顔にもからだにも使いたい
- みずみずしい付け心地が好き
- お肌が乾燥しやすい
スキンアクア ヒアルロンセラムUVは、さっぱりした保湿ジェルのような軽い付け心地。

日焼け止め嫌いさんにもおすすめできます。
乾燥もしにくく、毎日付けたい1本です。
紫外線などの光によるUVカット機能の低下が起こりにくい成分を搭載。
うるおい感だけでなく、UVカット技術にもこだわっているのがうれしいですね。
※3 スキンアクアシリーズ内において
※4 うるおい成分:ヒアルロン酸Na、超低分子ヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸Na)、肌吸着型ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム)。
【敏感肌の日常用】ミノンUVマイルドジェル

税込価格 | 1,870円 |
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内容量 | 70g |
タイプ | 軽やかなジェル |
SPF | 38 |
PA | +++ |
特徴 | 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル) エタノールフリー 落としやすい |
- 季節問わず使いたい
- きしみやペタッと感が苦手
- SPFやPAは適度な数値で選びたい
ミノンUVマイルドジェルは、1年中使いやすい日焼け止めです。
やわらかなジェルで、ほんのりトーンアップ効果があります。
SPF30台でノンケミカルのジェルは意外と品数が少ないです。

ピンポイントでお探しの方は要チェック。
ということで今回は、日焼け止めの使い方や選び方についてご紹介してきました。

日焼け止めを正しく使うことは、大切なスキンケアの一部。
面倒に感じるかもしれませんが、習慣にすればお肌を守ることができます。
- 不快感や不便を感じないレベルで
- なるべくムラなく塗り広げる
- 細かいところの塗り忘れ注意
まずは、上記の3つを意識して日焼け止めを上手に利用し、春夏のお出かけも楽しみましょう!