パーソナルカラーがイエベと診断されたものの「標準色といわれるカラーのファンデーションを選んでも、いまいちしっくりこない・・・」と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ファンデーションの色選びを失敗すると、余計に顔がくすんで見える、首との差ができて顔が浮いて見えるなど、悩みが増えてしまうことも。
そこでこの記事では、イエベ肌の特徴やイエベ肌の方がファンデーションを選ぶ際のポイント、イエベ肌の魅力を最大限に引き立てるおすすめファンデーション12選をご紹介します。
【イエベ肌に合う】ファンデーションの色選びに押さえておくこと
イエベ肌向けのファンデーション選びについて知る前に、イエベ肌の特徴とファンデーションの色味の種類を確認しておきましょう。
イエベ肌の特徴をあらためて確認する
イエベ肌とは、パーソナルカラー診断における肌の色タイプの1つで、肌が黄み寄りの人を指します。
パーソナルカラー診断は、その人が生まれ持った肌の色や髪の色、瞳の色などに調和する色を診断する方法で、自分に似合うファンデーション選びのヒントにもなります。
イエベ肌の方のおもな特徴は以下のとおりです。
- 手のひらがオレンジ、黄みがかっている
- 瞳の色がライトブラウンやブラウン
- ライトブラウンやダークブラウンの髪
- 日焼けすると赤くなりやすい
「イエベ春」と「イエベ秋」の違いを理解しておく
イエベ肌は、さらに「イエベ春」「イエベ秋」の2タイプに分けられます。
イエベ春の特徴
- 肌:健康的でつや感のある明るい肌質で黄み寄り
- 瞳の色:ライトブラウン系で白目とのコントラストは強め
- 地毛:明るめの色合いでやわらかい毛質
- 唇:血色の良いピンク系の色味
- 似合う色:ビタミンカラーなど鮮やかな色
イエベ秋の特徴
- 肌:落ち着いた雰囲気のマットな肌質で黄み寄り
- 瞳の色:ダークブラウンやブラックなど濃いめの色味で白目とのコントラストは穏やか
- 地毛:ダークブラウンやブラック系でしっかりした毛質
- 唇:落ち着いたベージュ系やオレンジ系の色味
- 似合う色:深みのある色、こっくりとした色
イエベ春かイエベ秋かによって、肌質の特徴も異なります。
そのため、ファンデーションを選ぶ際は、色だけでなく質感選びも大切なポイント。
イエベ春ならつやのあるファンデーション、イエベ秋ならマットな質感のファンデーションを選ぶとよいでしょう。
ファンデーションの色味の種類を知っておく
一般的に、ファンデーションの色味には「ベージュ」「ピンク」「オークル」などがあり、それぞれ赤みや黄みの強さが異なります。
- ベージュ:黄み寄り
- ピンク:赤み寄り
- オークル:赤みと黄みがバランスよく混ざっている色
それぞれの色味のなかでも明るめか暗めかによって、「ライトオークル」「ダークオークル」などに分かれます。
このほかには、赤みが強めの「ピンクオークル」など、赤み・黄みのバランスによるバリエーションも。
ただし、ファンデーションの色味の名称は、メーカーや製品によって異なるものです。
ですので、色の名前だけでなく、ファンデーションごとのシェイドマップを参考に実際の色味を見て判断することをおすすめします。
イエベ肌向けファンデーション|色選びのポイントと注意点
イエベ肌の方は日焼けすると赤くなったり、黒くなったりしやすいので、日焼け止め効果のあるファンデーションを選ぶのがおすすめです。
このほかにも、イエベ肌の方がファンデーションを選ぶときに意識したいポイントがあるので、注意点と併せてご紹介します。
「イエベ」にこだわりすぎず自分だけの色を見付けることが大切
一口に「イエベ」といっても、色味や肌のトーンなどは一人ひとり異なるもの。
例えば、パーソナルカラーをイエベ春かイエベ秋のどちらかに分けられず、その中間となる場合もあるでしょう。
また、ファンデーションの質感によっても、仕上がりの雰囲気は変わります。例えば、同じ「オークル」であっても、つや感の有無でかなり印象が違ってきます。
よって、パーソナルカラー診断での分類にこだわりすぎず、どれが自分に合う色や質感か、実際に手に取って見極めるようにしましょう。
首の色と合わせる、全体に付けてみる
一年中ベースメイクでカバーされている顔と比べて、首は紫外線にさらされやすく、顔との色の差が出やすい部分です。
ですので、顔の色味だけに合わせてファンデーションを選ぶと、首の色との差が出すぎて白浮きしてしまう可能性があります。
ファンデーションによって顔と首の色に差が出ないようにするには、色味をチェックする際にフェイスラインで試してみるのがポイント。できれば3色程度、頬から首に向かってのせてみて、一番首の色となじむものを選ぶとよいでしょう。
ただし、ファンデーションをフェイスラインだけにのせたときと顔全体に付けたときでは、印象が変わることがあります。
できれば、顔全体にタッチアップしてもらって、違和感がないか見てみるのがおすすめです。
顔と首で色の差がある場合は「中間色」を選ぶ
顔と首の色味の差が大きい場合、ファンデーションの色を顔だけに合わせて選ぶと白浮きしやすく、首だけに合わせると実際の顔色より暗いイメージに仕上がってしまいます。
このような場合は、顔と首の「中間色」を選ぶとなじみやすいでしょう。
また、顔と首それぞれに合う2色を使い分けるのも、立体感が出るのでおすすめ。
顔の中心部は顔色に合わせて明るめの色、フェイスラインは首の色に合わせて暗めの色を使うことで、自然なシェーディング効果が得られますよ。
白浮きしやすいピンク系は避ける
イエベ肌の方がピンク系のファンデーションを選ぶと、白浮きの原因になってしまいます。
また、肌の透明感が失われて黄色っぽくくすんで見える、いわゆる「黄ぐすみ」になってしまう場合も。
肌に明るさを出したいのであれば、スキンケアによる十分な保湿が基本です。それでもくすみが気になるときは、下地にラベンダー系などの透明感が出るものを選んでみてください。
ただし、ブルベの要素も持ち合わせているイエベ肌の方などもいるので、一概にピンクを避けたほうが良いとはいえません。
イエベ肌の方でも、オークルよりピンクオークルのほうがいきいきした肌感を出せるケースもあります。
イエベ肌に合うファンデーションのカラーとは?
イエベ肌の方が使うファンデーションとして広くおすすめできるのは、「ベージュ系」「オークル系」のカラーです。
ただし、イエベ春かイエベ秋かによっても似合うファンデーションカラーは異なるので注意しましょう。
- イエベ春
- 肌はみずみずしさと血色感があり、やわらかな印象が特徴。
この特徴を活かすには、黄みが軽く明るめの色合い、つやを感じる質感のファンデーションがおすすめです。
- イエベ秋
- 落ち着いてしっとりした印象のマットな肌が特徴。
ファンデーション選びでも、黄みをしっかりと感じられる、深みのあるカラーをチョイスするとよいでしょう。
【プチプラ】イエベ肌におすすめのファンデーション6選!
プチプラコスメのなかから、イエベ肌におすすめのファンデーションを6つご紹介します。
メイベリンニューヨーク フィットミー リキッド ファンデーション R
税込み1,969円/30ml
黄み寄りの品番:109、110、112、118、120、125、128、220、330、340
メイベリンニューヨーク「フィットミー リキッド ファンデーション R」は、プチプラコスメとは思えない驚きのカラーラインナップが特徴。
特にイエロー系のカラーが豊富で、イエベの方は自分の肌に合う色を選びやすいでしょう。
質感はセミマット。油分を吸収するエアロジェルが配合されていて、サラサラ肌に仕上がるのも魅力です。
レブロン カラーステイ ロングウェア メイクアップ
税込み2,200円/30ml
黄み寄りの品番:150、180、330
レブロン「カラーステイ ロングウェア メイクアップ」は、自然なセミマット肌に仕上がるリキッドファンデーション。
フィット感の高さと落ちにくさが人気で、オイルフリーでテカりにくいのも特徴。
複数の美容成分配合なのもうれしいポイントです。
KATE(ケイト)カラー&カバークッション
税込み2,035円/10g
黄み寄りの品番:02、04、05
ケイト「カラー&カバークッション」は、肌をトーンアップしながらカバー力も発揮するファンデーション。
従来品より多くの種類の着色剤を使用することで、絶妙なニュアンスカラーを実現し、肌になじみやすくなっています。
毛穴や肌の凹凸、色ムラやくすみもカバーしてくれる、頼れるクッションファンデです。
セザンヌ シフォンフィット クッションファンデーション
税込み1,078円/11g
黄み寄りの品番:10、20
セザンヌ「シフォンフィット クッションファンデーション」は、軽い付け心地でありながら、しっかりとしたカバー力を持つファンデーションです。
シミや毛穴、色ムラをふんわりとカバーしつつ、厚塗り感がないのが特徴。
ぴたっと密着して崩れにくく、セミマットな仕上がりながらほどよいつや感もあり、上品な肌を演出します。
SPF50/PA++++の紫外線防止効果があるので、日常の紫外線対策としても頼りになります。
インテグレート プロフィニッシュ ファンデーション
税込み1,430円(レフィル)/660円(ケース)
黄み寄りの品番:00、10、20、30(全体的に黄み寄りのカラー)
インテグレート「プロフィニッシュファンデーション」は、軽い付け心地と自然な仕上がりが特徴のパウダーファンデーションです。
厚塗り感がなく、毛穴や肌の色ムラ、ニキビ跡などを自然にカバーし、きれいな肌が一日中続きます。
長時間の崩れにくくさと軽やかな使用感を求める方におすすめ。
ちふれ UV パウダーファンデーション
税込み715円
黄み寄りの品番:32、33、34
ちふれ「UV パウダーファンデーション」は、SPF36/PA++で日中の紫外線から肌を守りつつ、ナチュラルで明るい肌に仕上がる点が特徴。
血色感をプラスし、くすみを飛ばして透明感のある肌を演出します。
スポンジを濡らしてから使用すれば、マスクでも崩れにくくなるのもうれしいポイント。
【デパコス】イエベ肌におすすめのファンデーション6選!
デパコスのなかから、イエベ肌におすすめのファンデーションを6つご紹介します。
Dior(ディオール )スキン フォーエヴァー フルイド グロウ
税込み7,700円/30ml
黄み寄りの品番:0W、1W、2W
Dior(ディオール)「スキン フォーエヴァー フルイド グロウ」は、ディオールを代表する86%美容液ベースのリキッドファンデーション。
肌にしっかりと密着して長時間崩れにくいのが特徴です。
一日中付けたての色が持続してうるおいあふれるグロウ肌を保ち、マスクへの色移りも少なめ。
ニュートラルカラーが多く、黄みが少なめのイエベ肌の方にもおすすめです。
SUQQU(スック)ザ リクイド ファンデーション
税込み11,000円/30ml
黄み寄りの品番:020、025、030、035、040、050、060
SUQQU(スック)「ザ リクイド ファンデーション」は、光の効果で肌のアラを隠すリキッドファンデーション。
みずみずしいつや肌を作り、自然でありながら高いカバー力も持ちます。
カラー展開が繊細なのも特徴で、黄み寄りのイエローベージュオークルだけでも7色のバリエーションを展開しています。
エスティローダー ダブル ウェア ソフト グロウ マット クッション メークアップ
税込み7,370円/12g(リフィル)
黄み寄りの品番:1W1ボーン、1W2サンド
エスティローダー「ダブル ウェア ソフト グロウ マット クッション メークアップ」は、崩れにくさで高い支持を受けている「ダブル ウェア」シリーズのクッションファンデーションです。
高いカバー力がありながらも自然な仕上がりで、至近距離で見られるときも自信を持ちたい方におすすめ。
みずみずしいつや感とやわらかなマット感を兼ね備えた「グロウ マット肌」を叶えます。
クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ ルミヌ
税込み8,030円/15g(レフィル)
黄み寄りの品番:オークル00、オークル10、オークル20、オークル30
クレ・ド・ポー ボーテ「タンクッションエクラ ルミヌ」は、肌に輝きとうるおいを与えるクッションファンデーション。
肌にのせるとみずみずしく、華やかなつやを持つ仕上がりが長時間続きます。
ブルガリアローズモイストDGなどの保湿成分配合もうれしいポイントで、乾燥・凹凸の悩みをしっかりカバーしてくれます。
IPSA(イプサ)パウダー ファウンデイションe
税込み4,400円/7g(レフィル)
黄み寄りの品番:001、100、101
IPSA(イプサ)「パウダー ファウンデイションe」は、過剰な皮脂を味方にしてフィット感を高める独自の「皮脂トランスフォーム技術」を採用したパウダーファンデーション。
化粧崩れを防ぎ、毛穴やテカリをカバーしながら、透明感のある仕上がりを長時間キープします。
SPF25/PA++の紫外線防止効果があり、ブルーライトもカット。
M・A・C(マック)ライトフル C3 ナチュラル シルク パウダーファンデーション
税込み6,600円/14g(レフィルのみ)
黄み寄りの品番:※全品番が黄み寄りのカラー
M・A・C(マック)「ライトフル C3 ナチュラル シルク パウダーファンデーション」は、なめらかなつやマット肌にサッと仕上げたい方におすすめのパウダーファンデーションです。
光を反射するブライトクリスタルボールパウダーの働きで、ライトを浴びたような華やかさを出し、同時に毛穴などの肌悩みをカバー。
カラーは全体的にどちらかというと黄み寄りの展開なので、イエベ肌の方は選びやすいでしょう。
また、以下の記事では、ファンデーション以外でイエベ肌におすすめのコスメアイテムをまとめています。
ぜひ、こちらも参考にしてみてくださいね。
イエベ肌に透明感を与えるメイクのワンポイントアドバイス
イエベ肌は黄ぐすみが出やすい傾向にあることから、どのようにメイクすれば肌に透明感が出るか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、ファンデーションの効果を最大限に活かし、より美しく透明感ある仕上がりにするためのメイクのポイントをご紹介します。
まず下地やコントロールカラー、プライマーなどでカバー
イエベ肌の透明感を引き出すためには、下地やコントロールカラー、プライマーを上手に使うことが大切です。
黄みの強い部分をやわらげたいなら、パープルやブルー系のコントロールカラーを使いましょう。
ただし、顔全体に使うと白く浮いてしまいがちなので、目の下の三角ゾーンなど黄ぐすみが気になる部分にだけ使うのがポイント。
それ以外はイエロー系やベージュ系など、イエベ肌の色ムラをきれいに隠してくれる下地を使うのがおすすめです。
また、毛穴が気になる方はポアプライマーを仕込んでおくのもよいでしょう。
そのあとに化粧下地を使えば、より美しくなめらかな肌に仕上げることができます。
薄くナチュラルに仕上げる
イエベ肌の方が肌の悩みを隠そうとして黄みの強いファンデーションを重ねすぎると、余計に黄ぐすみが起こる原因に。
そうならないようにするには、ベースで肌悩みをカバーしたうえで、ファンデーションは薄付きに仕上げるのがおすすめです。
ファンデーションは一度にたくさん使わず、少しずつ肌に伸ばすようにして厚塗りを避けましょう。
また、頬や額の中央から広げるようになじませていくのもポイントです。
このとき、フェイスラインぎりぎりまでは塗らず、外側に向けてぼかすようにすると自然な仕上がりになるでしょう。
気になる部分(赤みやくすみ、シミ)がある場合は重ね塗りしても良いですが、その場合も厚塗り感が出ないように少しずつ足していくのがポイントです。
つやとマットを使い分けてメリハリを付ける
顔の部位ごとにツヤとマットの異なる質感を意識して仕上げると、透明感や立体感がアップしてより洗練された印象になります。
ファンデーションの上にハイライターやチークなどを足してつやを出し、メリハリを付けるとよいでしょう。
イエベ肌の場合は、春・秋タイプともにオレンジ系のチークなどがおすすめ。
ハイライターは、額、鼻の付け根、鼻先、目頭、頬の高い位置、唇の山の上、あご先に軽くのせて広げます。
ハイライトをのせる範囲を広げすぎると、膨張した印象や油っぽい印象になりがちなので、あくまで部分的にのせるようにしましょう。
ちなみに、パーソナルカラーを意識すれば、メイクだけでなく髪色も似合う色を見付けやすくなります。
以下の記事では、イエベにぴったりの髪色についてまとめているので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
イエベ肌の特徴を理解して、魅力を引き出すファンデーションを選ぼう!
今回は以上です。
イエベ肌は黄みがかった温かいトーンが特徴。
その魅力を引き出すためには、肌に合ったファンデーション選びが重要です。
イエベ肌の方には、一般的にオークルやベージュと呼ばれるカラーがおすすめです。
ただし、同じ名称の色でもメーカーによって色合いは異なるので、実際に手に取って選ぶとよいでしょう。
また、一人ひとり似合う色は異なるもの。
そのため、「イエベ春」「イエベ秋」などの分類にこだわりすぎないことも大切です。
自分の肌をよく見て、しっくりくるカラーや質感のファンデーションを探してみてくださいね。